記憶のメカニズムに基づいた独学法

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記憶のメカニズムに基づいた独学法

社会保険労務士試験は記憶力が物を言う

資格試験には大きく分けて、実践型の試験と知識型の試験があります。
実践型の試験というのは、実務に直結するスキルを問う試験のことで、たとえば簿記検定などがこれに該当します。
それに対して知識型の試験というのは、実務に直結するというよりは、あくまでもそのベースとなる知識を問う試験のことで、これからみなさんが挑戦する社会保険労務士試験などはまさに、こちらに該当します。

反復学習
実践型か知識型かによって、独学の仕方も大きく違ってきます。
まず実践型の試験においては、頭で覚えるよりも体で覚えることの方が大事になってきますので、独学も自然と問題演習が中心となります。
一方、知識型の試験においては、問題演習ももちろん大事なのですが、その前提として、頭で理解して覚えるという作業が絶対不可欠です。特に社会保険労務士試験のような法律分野の試験において、その傾向は顕著と言えるでしょう。

要は、社会保険労務士試験の独学においては、必要な法律知識をどれだけ覚えることができるかによって、合否のほとんどが決まると言っても過言ではないのです。


記憶のメカニズム

「覚えることが大事」とは言っても、闇雲にテキストを読んでいるだけでは、暗記することはできません。知識を記憶として定着させるためには、記憶のメカニズムを理解したうえで、それに即した独学を心がける必要があります。

人間とは元来「忘れる生き物」です。学習した内容も、1日経てばその4分の3は忘れてしまうとも言われています。そうした自然の摂理に反して「覚える(暗記する)」わけですから、そこに相応の努力あるいはテクニックが求められるのは言うまでもないでしょう。

では、どのようにすれば忘れることなく、長く覚えていることができるのか?

ひとつには、前のページでもご紹介した「反復学習」を行うことです。時間の経過とともに薄らいでいく記憶を、完全に消えてしまう前に反復学習によって上書きして、絶えず更新していくイメージと言えば、わかりやすいでしょうか。
もうひとつは、覚え方を工夫すること。つまり鮮明に脳に焼き付けることで、時間の経過とともに記憶が薄らいでいくスピード自体を遅らせるのです。

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