独学におけるテキストの読み方のルール

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独学におけるテキストの読み方のルール

テキストの読み方

ルール①:マーカーペンは使うな!

テキストを読む際、かたわらにカラフルなマーカーペンを複数用意して、ラインを引きながら読み進める受験生の姿をよく目にしますが、これはおすすめできません。というよりも、テキストは受験勉強期間中に何度も繰り返し読むことになりますが、その1回目からラインを引くのは絶対に避けるべきです。

そもそも、ラインは重要な箇所を目立たせるために引くわけですが、学習を始めたばかりの頃に果たして、本当に重要な箇所を正しく見極めることができるでしょうか?

また、ラインを引いた箇所は目立ちますが、逆に引かれなかった箇所は目立たなくなります。重要な箇所かどうか正しく見極められないうちからラインを引いてしまったがために、本当に重要な箇所が目立たなくなってしまうといった危険性もあります。

ラインを絶対に引くな、とは言いません。もしラインを引くのなら、受験勉強も終盤に入り、真に重要な箇所や、自分にとっての苦手箇所がきちんと見極められるようになってから引くようにしましょう。


ルール②:全体を意識せよ!

社会保険労務士試験は全10科目からなり、それぞれは独立した法律ではあるのですが、各科目間に共通する事柄というのも実は多くあります。
ひとつひとつの科目のテキストを近視眼的に読み込むのではなく、他科目との関係性を意識しながら俯瞰的に読み進めるべき、というのが1点。

そしてもう1点は、ひとつの科目のなかでも、常に全体を意識する必要があります。
たとえば雇用保険には「失業等給付」と「雇用保険二事業」があって、「失業等給付」のなかには「求職者給付」「就職促進給付」「教育訓練給付」「雇用継続給付」があります。そして「求職者給付」にはさらに「基本手当」を始めとした複数の給付があるといった具合に、中身が細分化されています。

テキストで「基本手当」の項目を読む際には、「雇用保険→失業等給付→求職者給付→基本手当」といった科目全体の体系図を常に意識しながら読み進めるようにしましょう。

もちろん、これは雇用保険法に限ったことではありません。社会保険労務士の試験科目のなかには、同じような構造を持った科目が複数ありますので、そうした科目においても同様に心がけるようにしてください。

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