満点ではなく最初から正解率70%を目指す

*

満点ではなく最初から正解率70%を目指す

社会保険労務士試験の合格基準

突然ですが、まずは社会保険労務士試験の合格基準をご紹介します。

社会保険労務士試験の合格基準は事前には公表されず、合格発表と同時に明らかにされます。多少の微調整こそあれ、年度によってそれほど大きく異なることはなく、たとえば平成24年度の試験で言えば、合格基準は以下のとおりでした。

  (イ)択一式試験は、総得点46点以上かつ各科目4点以上
  (ロ)選択式試験は、総得点26点以上かつ各科目3点以上


ちなみに、択一式試験は70点満点、選択式試験は40点満点の試験です。
すなわち択一試験は70点満点中46点ですから66%、選択式試験は40点満点中26点ですから65%の正解率で合格できる計算になります。

独学で社会保険労務士試験に挑戦するうえで、この「合格基準」も大きな示唆に富みます。
まずは、総得点の65%、少し余裕を見て70%正解することができれば、他の受験生の出来にかかわらず、社会保険労務士試験に合格できるということ。そしてもう1点は、必ずしも満点を目指す必要はないということです。


出題範囲

社会保険労務士試験は「20対80」?

上で「満点を目指す必要はない」と述べましたが、より正確には、社会保険労務士試験においては満点を目指してはいけません。
表現を変えるならば、満点を目指して結果的に正解率が70%以上になるのではなく、始めから満点ではなく正解率70%を目指して学習すべきなのです。

ところで、パレートの法則をご存知でしょうか?
「20対80の法則」とも呼ばれたりしますが、社会保険労務士試験もまさに、このパレートの法則を当てはめて考えることができます。

どういうことかと言いますと、社会保険労務士試験の問題の8割は、全試験範囲のうち特に重要な2割の部分から出題されます。裏を返すと、全試験範囲のうち8割からは、たった2割の問題しか出題されないのです。
であれば、学習カリキュラムを自由に立てることのできる独学においては、問題の8割が出題される2割の部分に絞って学習をするというのが賢い方法だと言えるでしょう。

満点ではなく最初から正解率70%を目指す 関連ページ

記憶のメカニズムに基づいた独学法
社会保険労務士試験は記憶力が物を言う 資格試験には大きく分けて、実践型の試験と知識型の試験があります。 実践型 […]
反復学習が行えるように学習範囲を絞り込む
学習範囲を絞り込もう! 前のページでパレートの法則を引き合いにして、「社会保険労務士試験においては、全試験範囲 […]
学習時間と学力の不思議な関係
学習時間に対して学習効果は比例しない 子どもの頃は親から「勉強しろ!勉強しろ!」と言われ続け、高校や大学受験の […]