社会保険労務士試験の独学突破術~学習効果を高める独学の理論と実践~

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社会保険労務士試験に合格するために必要な学習時間

社会保険労務士試験に合格するために必要な学習時間はおよそ1000時間だと言われています。確かに、通学・通信講座の類を受講して効率的に学習すれば600~800時間程度の学習時間でも合格できるかもしれませんが、独学の場合にはやはり、1000時間はかかると見るのが無難でしょう。


勉強時間

1000時間という時間は、難関と言われる資格試験においてはごく当たり前の学習時間ですが、今回、初めて資格試験に挑戦するという受験生にとっては、気の遠くなるような時間に感じられるかもしれません。そんなときには、1000時間という膨大な時間を細切れにして考えてみましょう!

社会保険労務士試験は1年がかりで合格を目指すのが一般的です。1000時間の学習時間を1年間かけて消化するとすれば、1日あたりの学習時間はたった3時間。こう考えると、少しは気持ちが楽になりませんか?

とは言っても、社会人の受験生にとっては、仕事をしながら毎日3時間の学習時間を確保することさえ難しく感じられるかもしれません。そんなときには、さらに細切れにして考えてみましょう!

たとえば、朝の通勤電車のなかで30分、始業前のすきま時間を利用して30分、お昼休みに30分、帰りの電車のなかで30分、帰宅後に1時間で計3時間。これならば、何とか実践できそうな気がしませんか?しかも、1回1回の学習時間が短いので集中力を高く保つことができます。日々の学習がマンネリ化しやすい独学において、これは非常に大きなメリットと言えます。


学習時間確保のために、会社を辞めるのはナンセンス

会社を辞めて、社会保険労務士試験の受験勉強に専念する受験生もいます。
資格取得後に独立・開業を考えていて、退路を断つ意味で会社を辞めるというのなら、あえて止めはしませんが、もし学習時間を確保するためだけに会社を辞めるというのなら、それには断固として反対したいと思います。


学習効果

仮に、会社を辞めて受験勉強に専念したとします。そうすると1日8時間は勉強するでしょうから、単純計算で「8時間×365日」で2920時間もの学習時間が確保できます。
しかし、社会保険労務士試験に合格するために必要な学習時間は1000時間ですから、差し引き1920時間もの無駄な時間が一方で発生することになります。

「その1920時間も学習時間に費やせば決して無駄ではない」という声が聞こえてきそうですが、学習時間を増やしたからと言って、そのぶん学習効果が高まるかと言うと、そんなことはありません。かえって妨げになることだってあります(このあたりの、学習時間と学習効果の関係については別ページでも解説しているので、そちらも参考にしてみてください)。

さきほども述べたとおり、独学の場合でも1日3時間の学習時間を確保できれば、社会保険労務士試験に合格できるわけですから、社会人の受験生のみなさんも、決して会社を辞めることなく受験勉強に取り組んでください!


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